インターネット接続端末はパソコンがメインだったこの時代、WebMoneyカードの取り扱いも最初はパソコンショップや大手家電量販店からスタートし、コンビニエンスストアへと展開していきます。

カード裏面の銀色のスクラッチ部分をコイン等で削ると、インターネットでの買い物の際に必要となる番号が現れてくることから、当時、その番号のことを「スクラッチ番号」と呼んでいました（現在は、「プリペイド番号」と言っています）。
番号を構成する文字要素も今と違い、@ $ # - *などの記号も含んでいたのです。
お客様から「何度入力してもうまくいかない、記号の入力方法が分からない」というお問合せ（お叱り）を受け仕様変更に至りました（2001年5月以降は英数字のみの構成に変更）。

ひと味違う生活雑貨や食品関係に強いショッピングモール「赤マル百貨店」を3月開店、翌4月には、売り手にも買い手にもなれるフリーマーケットサイト「Hello,Good BUY!」を開始と、WebMoneyを使ったインターネットの楽しみ方を次々に提案。

6月に角川書店から発行の「30分でわかるインターネットショッピング」には、WebMoney買い方・使い方、おススメサイトが紹介されて、まさに丸ごと１冊 WebMoney・ザ・ワールド。付録には、500円分のネットショッピングが楽しめるWebMoneyカードが付いていました。

WebMoney取扱拠点が2万店舗を突破し、8月には前年のiモード対応に続きEZweb・J-SKY(現 SOFTBANK)へも対応、全ての携帯電話から、インターネット上でWebMoneyを利用した決済が可能となりました。

2千円分または5千円分の買い物ができる番号と払込票をドッキングさせたのが、第1弾でご紹介したシート型のWebMoney。
利用希望のユーザーがコンビニエンスストア店頭に持参して金額を払い込むと、シートに個別割り当てられた番号が有効になる仕組で、この番号を利用して、インターネット上のWebMoney加盟ショッピングサイトで、払込みした金額まで買い物や有料サービスの提供を受けることができるもの。
当時のコンピュータ雑誌（週刊ASCII、MAC POWER、日経エンタテインメント、あちゃら等）に綴じ込み同梱しました。

10月に「赤マル百貨店」と「Hello,Good BUY!」を統合。
自社サーバあるいは販売システムなどを持たない企業、個人であっても、インターネットに接続できる環境さえあれば、ブラウザ上の操作で商品登録、注文受付が可能な、いつでも気軽に専用の物品販売サイトのオープンができるモール「ハローグッバイ！」の運用を開始しました。

また、クレジットカードやインターネット専用銀行口座などを利用し、いつでもWebMoneyの購入が可能な「オンライン販売サービス」の提供もこの年から。
WebMoney取扱店舗に出向くのがおっくうという面倒くさがり屋さんにも、ご利用いただけるようになりました。

ちなみに「ハローグッバイ！」は2007年にサービスを終了しました。

WbMoney利用シーンの拡張を目指し、3ヶ月連続で新サービスを展開。

3月は、ネットオークションや個人運営サイトで取引の当事者同士がお互いのメールアドレスを利用し、WebMoneyを使用した支払・回収を行うことができる「ウェブマネー　送信サービス」を、4月には、会員制のポイント還元システム「スマイルサービス」を、5月は、WebMoneyで申し込む「宝くじ共同購入サービス」の提供を開始。
手前味噌になりますが、スマイルはお茶目なサービスで、単位記号が「:)」、「1:)」を"１スマイル"と読み下して割とクールだったんです！

ちなみに「ウェブマネー　送信サービス」は2009年に、「スマイルサービス」「宝くじ共同購入サービス」は2006年にサービスを終了しました。

WebMoney販売拠点が3万店舗を突破。

年末に、スマイルサービス・宝くじ共同購入サービス・WebMoneyオンライン販売サービスを統合し、新たな会員サービス「WebMoney PREMIUM」を開始。
同時に、会員専用サービスとして、ネットオークションの取引をサポートする「WebMoneyエスクローサービス」、グリーティングカードにギフト機能をプラスした「ギフトメール・サービス」も提供を開始しました。

ちなみに「WebMoneyエスクローサービス」は2007年8月に、「ギフトメール・サービス」は2008年5月にサービスを終了しました。

3月に本社移転（品川区上大崎→渋谷区恵比寿）。

5月より、会員向けにフリーメールサービス「PAS（PREMIUM　ACCOUNT　SERVICE）」を提供。

11月には、インターネットカフェでのWebMoney取扱がスタート。
同月、会員限定のパッケージゲーム予約販売サービスサイト「Premium@Select」を立ち上げました。話題の最新のゲームをお求め安い価格でいち早く予約でき、しかも会員特典付き！気が付くと商品ラインナップはゲームの枠を飛び出してグルメ産直品や自転車など、お客様からの多種多様なご要望にお応えしました。

ブログが注目を浴びてきたのがちょうどこの頃。
当社も2月にグランドオープンした無料ブログサービス「NetLaputa ブログ」に投げ銭機能や、携帯電話等で撮影した動画を簡単にブログ上に掲載できるムービーブログサービスなど、続々新機能を搭載していきました。

6月には、自社データを基に、デジタルコンテンツ利用者の動向調査をまとめたレポートを発表。
そして11月には、「Premium@Select」の弟分の直営ECサイト「WebMoney@Direct」をオープンしました。

WebMoney Awardの前身は、12月に実施した、ウェブマネー発行のメールマガジン読者対象のWEBアンケート。
“オンラインゲーム”及び“オンライン上でキャラクターやペットを通じたコミュニケーションを楽しむサービス”を「オンラインコンテンツ」と定義して、「あなたが2005年もっとも面白かった！オンラインコンテンツは何？」記入式で回答いただきました。

【男性】
1位 ラグナロクオンライン
2位 スカッとゴルフ　パンヤ
3位 ハンゲーム
4位 メイプルストーリー
5位 RED STONE

【女性】
1位 リヴリーアイランド
2位 ラグナロクオンライン
3位 ハンゲーム
4位 スカッとゴルフ　パンヤ
5位 RED STONE

コンビニエンスストア等のWebMoney販売拠点が４万店舗を突破。

インターネット上でも、WebMoneyがぐっと入手しやすくなったのが2006年です。

クレジットカードはもちろん、全都市銀行、ゆうちょ銀行、地方銀行、信用金庫、JAバンクなどを含めた全国1,300以上の金融機関でのオンラインチャージが携帯電話から可能となりました。
WebMoney Award 第1回目は有効投票数38,894票と、昨年のWebアンケートと比べ10倍以上の投票数となりました。

この頃、携帯電話でのWebMoney利用が非常に増大。

お客様から携帯電話でのプリペイド番号の入力について、より簡便に出来ないかとの要望を受け、「QRコード付きWebMoneyシート」の販売を開始しました。

それまでファミリーマート設置端末「Famiポート」で販売していた「WebMoneyシート」には、英数字16桁のプリペイド番号のみの印字でしたが、QRコード化したプリペイド番号（画像）も併せて印字されるようになっています。

あまり知られていないサービスですが、4月にスルガ銀行と提携した「Debit@（デビタ）」という、デビットカードを発行しました。
WebMoneyで支払うとスルガ銀行の口座から引き落とされる「Debit＠決済」が利用することができました。

夏のキャンペーンでは、各オンラインゲームの美少女キャラの人気投票を行う「ミス・オンラインゲームコンテスト」を開催し、総投票数約2万の投票の中から、『スカッとゴルフ パンヤ』の「ルーシア」が見事グランプリに輝きました！

また、9月には「ウェブマネー ウォレット＋（プラス）」という、チャージ額に応じてポイント（ゴールドと呼ぶ）が貯まり、オンラインゲームのレアアイテムや個数限定賞品と交換できるお得なオンラインチャージ専用の会員サービスを開始しました。

ちなみに「ウェブマネー ウォレット＋」は2012年11月に、「Debit＠決済」は2009年2月にサービスを終了しました。

2008年に開始した会員登録などでWebMoneyがもらえる「ウェブマネー ポイントパーク」に続いて、パソコンで動画広告を見るとWebMoney がもらえるサービス「manna（マナ）」を9月に開始しました。

年末には、オンラインゲーマーのためのリアルイベント「オンラインゲーム messe.」を開催。
日本のFPS（ファーストパーソン・シューター）第一人者5人が、FPSの歴史から今後の夢までリアルな撃ち合いを繰り広げるトークバトルや、人気オンラインゲームの非売品グッズや描き下ろしイラスト等が手に入るチャリティーオークション、オンラインゲームにまつわる、ここでしか話せない秘話が満載の覆面座談会などで、会場を沸かせました。
イベントの最後「WebMoney Award 2009 授賞式」では、人気声優の緑川光さんと能登麻美子さんをプレゼンターに、ファン投票によって選ばれたオンラインゲームの表彰が行われました。

新感覚、キモチのコミュニティ「enjoy.seeds.」を8月より運営開始。
個人の音楽やイラストサイトやブログを対象とした登録型のマッチングサイトで、「興奮」「萌」「癒し」などのキモチから、サイトを検索することができました。

また、サイトに設置するブログパーツには、「ぷちカンパ」という2009年6月に開始した投げ銭ボタンもついており、簡単にブログやサイトの運営者を応援することができました。

東京ゲームショウ（9月）と秋葉原PCゲームフェスタ（12月）では、「オンラインFPS甲子園」という、FPSゲーム6タイトルの代表選手らが、普段プレイしているゲームタイトルと違うゲームで優勝を決める大会を実施。
白熱したバトルで会場は大いに盛り上がりました。

ちなみに「enjoy.seeds.」は2011年11月にサービスを終了しました。

3月11日　東北地方太平洋沖地震発生。
3月13日に義援金サイトを開設し、皆様より募金頂きました14,222,180円を日本赤十字社を通じて被災された方々へお届けしました。

スマートフォンの普及率は、2010年約10%でしたが、2011年約30％、2012年には約50％にまで爆発的に増加しました。
当社では、主にパソコン向けと携帯電話向けの決済画面を提供しておりましたが、携帯電話向けゲームのスマートフォン対応などが広がり、当社の決済画面もこの年の3月にスマートフォン対応を実施いたしました。

WebMoneyをお得に楽しくご利用いただける会員制サービス「WebMoneyファンクラブ」を9月に開始。
第一弾企画としてWebMoneyが毎日当たる「毎日誰かにWebMoney」を開催し大変賑わいました。

11月、MMORPGの長寿タイトル『ラグナロクオンライン』の10周年記念イベント「ラグナロクオンライン10thアニバーサリーフェスタ」に出展しました。
会場では、フェスタ限定デザインのWebMoney Cardを無料で配布しました。

また会場内の特設ブースでチャージをすると、レアアイテム抽選券やチャージ額が増量されるなど特典がつき、長蛇の列となりました。

第2弾でもご紹介しています「横浜DeNAベイスターズ　ファンクラブ会員証」にWebMoney Cardが採用されました。
WebMoneyとして使えることはもちろん、横浜スタジアムの公式ショップや、売店など飲食ブースでお支払いにも使える会員証として2015年まで利用されました。

第2回NFC & Smart WORLD 2013（3月）にて、NFCフォーラム仕様に準拠したWebMoney Cardを使ったNFC決済のデモを披露しました。
近年普及の兆候を見せているNFC決済に実はこの頃から取り組んでいたんです。

4月、第2弾でご紹介したブランドプリペイド機能付きリチャージ型プリペイドカード「WebMoney Card」が誕生。

また、KDDI社との提携カード「au WALLETプリペイドカード」が誕生しました。

WebMoney Cardと同時に公開したWebMoney公式アプリ「カードケース」では、一般的なクレジットカードよりも高い還元率（最大2.01%）のポイントプログラムを実施。
予想を遥かに超える反響があり１年も経たずに・・・。

また、au WALLETプリペイドカードでは、じぶん銀行の口座からチャージすると5%が増量されるキャンペーンも実施され、大変オトクなキャンペーンとなりました。

ウェブマネー ウォレットを使っているお客様の「コンビニやアプリの支払いに使いたい」といったご要望にお応えすべく「ウェブマネー ウォレットからWebMoney Cardへの残高切替サービス」を開始しました。

この年は、より便利なWebMoney Cardを体験してもらおう！と、ありとあらゆるキャンペーンで、WebMoney Cardやカードケースアプリを絡めたキャンペーンを実施しました。

現在もウェブマネー ウォレットからWebMoney Cardへの残高切替はご利用いただけます。
この機会に是非ご利用ください。

3月、ブランドプリペイド機能付きリチャージ型プリペイドカード「WebMoney Card」に、還元率最大1％の新しいポイントプラグラムが登場しました。

2014年のポイントプログラムと比べると残念ながら見劣りしてしまいますがWebMoney加盟店でのご利用で必ず還元されるポイントプログラムとなっております。

また、年末には、WebMoney Cardとau WALLETプリペイドカードを対象とした「かならずもらえる5％還元キャンペーン」を実施。
通常のポイントプログラムと合わせて、最大6％還元される特大キャンペーンとなりました。

お客様との新しいコミュニケーションツールとして、ブラウザにプッシュ通知でお得なキャンペーン情報などを発信する「ウェブマネー プッシュ BETA」を4月に開始しました。メールマガジンなどと異なり、メールアドレスなどの個人情報が不要でお得な情報が届く素敵なサービスです。みなさんもぜひご登録ください。

2016年に、スポンサー契約を行ったプロeスポーツチーム「DetonatioN Gaming」様にて「Shadowverse WebMoney杯」が3月と6月に開催されました。
なお、チーム選手に勝利するとWebMoneyがもらえる「WebMoneyチャレンジ」も定期的に実施されています。腕に自身がある方はぜひチャレンジしてください。